人のパフォーマンスは流動的

人のパフォーマンスは常に揺蕩うもので、置かれた状況化によって変動する。

 

これは、コンサル時代に多数のプロジェクトを経験して感じたことだけど、パフォーマンスとは、

 

・プロジェクトの中の人との相性(上司/同僚/部下)

・プロジェクトの性質や内容(戦略/実行)

・クライアントの質やクライアントとの相性

・自分や他人のモチベーション

・メンバーの心理的安全(サイコロジカル・セーフティ)

・ライフステージ・プライベートの充実度

 

など、無限の変数で構成されている。

 

つまり、パフォーマンスとは絶対不変のものではなく、その時々よって変化するものであり、常に流動的である。

 

僕の例で言うと、クライアント/社内の執行役員から高い評価を受けたプロジェクトもあれば、人員管理がうまくいかず鬱になって抜けたプロジェクト、やった事のない領域の案件で全くバリューが出せずに挫折を味わったプロジェクト、顧客から泣きつかれ、歯をくいしばりながら全て一人で回したプロジェクトなど、本当にパフォーマンスは乱高下した。

 

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一時的なパフォーマンスの低迷にこだわらず、そういうフェーズなのだと受け流し、逆に上手くいっているときも有頂天にならないこと。また、一時的にパフォーマンスが出せていないメンバーがいたとしても、変なレッテルを貼らずに、ちゃんと輝ける場所を探すこと。

 

絶対不変の『できる/できない』ではなく、

相対的/流動的な『今回はできる/今回はできない』。

 

そういう姿勢で取り組むのが重要なのではないかと思います。